織田元空将の講演会の動画のお知らせ。

織田元空将の講演会の動画のお知らせ。
「米朝激突カウントダウン」(本人が付けた訳ではないようですがw)

今回の講演会では、北朝鮮の動向をリアリズム的に考証されています。チャンネルくららや私がいくつか紹介した記事の内容なども含まれていますので、北朝鮮情勢をある程度理解したいという方にはおススメです。
内容はざっと
・近年の米朝の外交交渉
・火星等の北朝鮮のIRBM、ICBMの解説
・我が国のミサイル防衛体制及び左派の集団的自衛権論への反論
・北朝鮮外交の規則性
・我が国の危機管理意識
とこんな感じでしょうか。
ミサイルの解説についてはメルトカル図法の誤用など指摘されています。また、米国に向けた弾道ミサイルを我が国のpac3やsm3では迎撃するのは集団的自衛権行使だー、このために法改悪したのだーと左派は主張されているようですけど、技術的にまず無理だと織田元空将は指摘されています。それから、トランプの発言は感情的で確固たる政治的意思があるわけではないとも言われています。我々が注意深く発言を観察する必要があるのはマティスであると。これは渡部元陸将も仰っていますよね。
私が気になった点は、9月末に北朝鮮外相が「太平洋上で水爆実験」という発言をし、マティスは(北朝鮮が核兵器を使用した場合)「圧倒的で大規模な軍事的報復に見舞われる」と言い返したという点で、本当に太平洋上で水爆実験すれば、アメリカも流石に動く可能性もあり、また、その場合は日本上空を通過するということで、水爆を搭載した弾道ミサイルの対処を考えなければならないということです。火星等の弾道ミサイルによって通過する都道府県は違いますから、ここも冷静に分析が必要ですね。
それと、民主党寄りのスーザンライスらが核容認論を唱えており、アメリカ国内でもそういった言論が盛んになっていることにも注目せねばなりません。幸いにも今辞任疑惑が出てるマクマスターが反論してくれたようですが、我々も浮かれていては、アメリカ側もあっという間に核容認論に流れ、我々の安全保障環境がますます悪化することが懸念されます。そこで織田元空将は、媚米ではなく、活米、つまり、巻き込まれ論ではなく、巻き込め論を展開せよということです。安倍首相もうまくトランプ大統領を巻き込めていますから、このような外交努力を継続していくべきでしょう。

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