今回の中朝会談の武内先生の分析です。

今回の中朝会談の武内先生の分析です。

以下引用

昨日の中朝が会談した件に関してですが、中国は北朝鮮のバックキャッチャーなので、米朝会談に先立って中国として北朝鮮に影響力を行使しておくことは理解できる措置です。今回の訪中で、北朝鮮の非核化の見返りに北朝鮮が米に要求する内容に、中国の意向が反映される恐れが高まったと考えられます。続

中国の戦略として、東アジアから米国の勢力を締め出そうとしていることは、過去のA2/ADの研究でも議論されていたことです。もし米国が北朝鮮の非核化の見返りに体制の保証として在韓米軍の兵力や態勢を縮小させることになれば、それは北朝鮮だけでなく中国の戦略にとっても好都合と言えます。続

北朝鮮の脅威に対応することを考えるあまり、その背後にある中国の脅威に対応することが疎かになっては、長期的に見て地域の安定を損なう恐れもあります。もちろん米国の国務省や国防総省の人間は、この問題の二重構造をよく心得ていると思いますが、政治家の関心はまた別のところにあるのでしょう。続

今のトランプ大統領の最大の関心は次の選挙だと想定すると、自分の支持者に理解しやすい政策上の実績を手っ取り早く作るために北朝鮮問題を利用する可能性は十分考えられると思います。できることは限られますが、日本として貿易だけでも大変な問題ですが、保証に関してもよく注意すべきと思います。終

以上引用終了

確かに、北朝鮮の背後にいる中国の影響力は大きく、これを見逃してはなりません。しかし、内藤陽介先生らの一部の有識者では、北朝鮮は中国の従属関係からの脱却を目指していると分析されており、非核化に素直に応じるのかも疑問です。今後、これらのキーマンに目を向けつつ、我が国の国家方針を考えなければなりません。

twitter.com/kazuto_takeuchi/status/978..

Comments