コラム 神通力とは
現代では科学力のみが発達し退化してしまった能力だが、
我々衆生も元々は持っている能力であり、
代表例に第6感や、人間界で言うところの超能力などがこれに当たろうか。
我々の体内に宿る未知なる力で、
龍族は厳しい修行によりこれを意識し意図的に高めることで、
拳は巨岩を砕き、蹴りは山をも割る。
そして神通力を高めることは相手の心の内を読んだり、
過去視、未来視、千里眼、念動力なども発揮し、
飛翔能力や瞬間移動も可能で、
さらに戦乱、災害や疫病、飢饉などあらゆる危機的な状況等も前もって感知、本質を即座に見抜き、
同族や親戚、仲間らの未来も常に憂慮し、瞬時に判断、回避行動ができうる。
しかし龍族と言えども神通力を自在に操る体力、
精神力的な限界や個人差もあり、
時に寿命さえ縮めてしまうことから、
行き過ぎた神通力の使い方は諸刃の剣でもあるという。
また8大龍王などの上級龍族であれば、
神通力を極限まで高めることで龍皇拳を発動できる者もおり、
サーガラらのように、相手の肉体のみならず精神までも破壊したり、
死界や異次元空間へ相手を放逐するといった超絶的な技をも発動できる。
つまり、龍族が戦闘に臨む際は、
神通力をどれだけ高め発揮するかという、
神通力の真髄を極めた者かどうかで勝敗を決すると言っても過言では無い。