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コラム 聖戦とは

コラム 聖戦とは

 地球上で人類が誕生する以前より遥か遠い神話の時代から、
サーガラらの龍族種は多星域で安穏に暮らしながら、
必要とあればやむを得ず戦いを繰り広げてきた。

それは対人類のような衆生、
対怪物、対他の龍族種、
対魔王、対神であるなど、
あらゆる生命体との戦役の歴史がある。

龍族たちの主権や生命が絶対的に損なわれる可能性がある場合の戦い、
そしてその大規模なる戦いを、
「聖戦」と呼称する。




ここ地球では古代に遡ること地球歴2020余年、
全世界核戦争が勃発したといい、
破壊神鳩槃茶(クハンダ)は冥界の神通力を使い世界を操り、
人類を滅亡寸前まで追い込んだというが、
「時の龍王が来下し、
日の出づる国とその帝らが共闘する中、これを退けた」
という龍王伝説が残っているが、
今や超古代文明の口伝であるため全く定かでは無い。

そしてその何千年もの後、
最大規模の聖戦が「魔王伝」で言うところの前聖戦であり、
サーガラは当時、連邦の勇者として魔王を打ち果たしたものの、
結局龍族はサーガラら数名しか生き残らなかった上、
連邦も壊滅しかけたという惨状であった。

そして、その後の物語が、
この「魔王伝」、そして最終聖戦なのである。

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